12か月をどう組み立てるか

年間の予定を先に組んでおくと、毎月「今月は何を配るか」から考え直す手間がなくなります。ここで並べる題材は、正月・節分・ひな祭り・入学・こどもの日・七夕・敬老の日・クリスマスという、当サイトが実際に扱っている季節と行事だけです。想像で行事を足さず、この範囲で1年を組み立てます。

行事がある月は、その行事にあわせた題材を選びやすい月です。行事がない月は、難易度や盤面の大きさで選ぶ月にします。両方の月を交互に置くと、1年を通して「行事月」と「難易度で選ぶ月」が入れ替わり、単調になりません。

月ごとの行事とレクの題材

行事・季節向く題材準備の目安
1月正月季節・行事向けの束12月中に選定、年始は印刷のみ
2月節分(月初)・真冬(月後半)月初は季節の束、月後半は難易度混合の束1月中に選定
3月ひな祭り季節・行事向けの束2月中に選定
4月入学季節・行事向けの束3月中に選定
5月こどもの日季節・行事向けの束4月中に選定
6月夏の気配(行事なし)高齢者向け機能訓練向けの束5月中に選定
7月七夕季節・行事向けの束6月中に選定
8月真夏(行事なし)難易度混合の束7月中に選定
9月敬老の日季節・行事向けの束8月中に選定
10月高齢者向けの束9月中に選定
11月秋の終わり初級から上級までの難易度別の束10月中に選定
12月クリスマス季節・行事向けの束11月中に選定

季節・行事向けの束は4×4と6×6の盤面で、高齢者向け機能訓練向け難易度別の束は9×9の盤面です。1年の中で盤面の大きさも入れ替えると、書き込む量に変化が出ます。

同じ題材は毎年使ってよい

正月なら正月、七夕なら七夕と、同じ題材を毎年その月に使い回して問題ありません。理由は2つあります。

1つは、利用者さんが毎年同じ顔ぶれとは限らないことです。新しく通い始めた方にとっては、去年配った紙も初めて見る1枚です。

もう1つは、季節と行事そのものが毎年めぐってくることです。正月の紙は正月の時期にしか出番がなく、他の月に配る意味がありません。年が変わるたびに新しい正月の題材を探す必要はなく、同じ束をそのまま次の年の同じ月に配る組み方で足ります。

新しく職員が加わったときの引き継ぎも、年間の題材が決まっていれば「今月はこれ」と伝えるだけで済みます。毎年ゼロから考え直す作業を減らせるのが、この組み方の利点です。

行事に寄せすぎないほうがよい月

2月後半と8月は、行事にこだわらないほうが組みやすい月です。

2月は月初めが節分ですが、節分の題材で1か月分を持たせるのは無理があります。月の後半は、行事の名前を出さずに、難易度混合の束のように難易度そのもので選ぶ月にします。

8月には当サイトで扱っている行事がありません。夏まっさかりで屋外の話題も使いにくい時期なので、行事に寄せようとせず、最初から難易度や盤面の大きさで選ぶ月として組んでおくと、無理に季節の題材を探さずに済みます。

行事のない月を「埋め合わせが要る月」と考えるより、「難易度で選ぶ月」と最初から位置づけておくほうが、毎年の予定を組むときに迷いません。

6月や10月、11月にも当サイトが扱う行事はありませんが、2月後半・8月ほど無理は出ません。6月は次の七夕、10月・11月は次のクリスマスへ向かう時期にあたるので、「もうすぐ○○」という前置きだけ添えて、難易度で選ぶ月として組めます。2月後半と8月が特に扱いにくいのは、前後の行事月からいちばん離れていて、その前置きも使いにくいためです。

準備はいつから始めるか

行事の題材は、その月に入ってから探し始めると間に合わないことがあります。前の月のうちに、次の月に配る束を決めて印刷しておく組み方をおすすめします。

準備することは大きく2つです。1つは印刷です。卓の人数分に加えて、早く終わった方に渡す予備を数枚多く刷っておくと、その場で足りなくなることがありません。もう1つは、職員が事前に1回目を通しておくことです。どの束にどの難易度が入っているか、答えは別紙になっているかを配る前に確認しておくと、レクの当日に手が止まりません。

行事月は、行事の名前と紙の内容が合っているかも合わせて確認します。節分の月に節分と関係のない束を配っても間違いではありませんが、行事にあわせて配る予定を組んだのであれば、月初のうちに束を差し替えておきます。

年間の予定を1年分まとめて組んでおくと、月ごとの準備は「決めた束を印刷するだけ」になります。逆に、その月になってから何を配るか考え始めると、印刷と下見の両方を数日で終わらせることになり、余裕がなくなります。前の月のうちに次の月の分を印刷まで終えておく組み方を基本にしてください。

年間で見たときの組み立て方

12か月を通して見たときに、同じ難易度・同じ盤面の大きさが何か月も続かないようにします。たとえば季節・行事向けの束が3か月続いたら、次は高齢者向け機能訓練向けのような9×9の束を挟みます。逆に9×9が続いたら、次は4×4・6×6の季節・行事向けの束に戻します。

難易度も同じ考え方です。初級ばかりが続く年間予定になっていないか、中級上級を挟む月があるかを、年の初めに1年分まとめて見直しておくと、途中で組み直す手間が減ります。ナンプレのルールそのものを職員間で確認しておきたいときはナンプレの解き方 基本テクニックを、配布や複製の範囲は利用規約を参照してください。